テーマ設定のレベルと妥当性

レポートのテーマ設定は難しいですね。

東京海洋大学「日本語表現法」の授業では、目下、テーマ、考察、結論の主張の3点セット(目標規定文)作りに追われています。

大島ほか(2005).ピアで学ぶ大学生の日本語表現.ひつじ書房には
テーマの表現に関し、レベルや妥当性のクイズがあります。(P.21)

ア.食品の安全性について  ・・・あいまい。「名詞+について」は不可
イ.食品の安全性は大切か  ・・・・・・議論の余地が少なすぎる

ウ.我が家の魚料理はおいしいか ・・・公益性がない

エ.食品の安全性は完全に確保されているか    
  ・・・・・・・・完全に/100%などは使えない


オ.日本の水産食品の安全性表示は消費者にとって十分、開示されているか
→ほどよく具体的・抽象的であり質問形になっている。

カ.マイクロサテライトマーカーはニジマスのゲノム地図作成に有効か  
→研究論文レベル。1年生・3000字という制約では無理。

 

大島ほか(2005).ピアで学ぶ大学生の日本語表現. ひつじ書房より

レポートのテーマとは、一般に「意義ある問い(=疑問文)」です。上の解説のように、「単語+について」という表現は、指し示す範囲が狭く、キーワード・レベルであり、まだ表現上も練る必要があります。(PCはクリックして拡大可)

さて、このレポートのテーマを、表現としてしっかり考えるには
経験とコツが要ります。経験の方はさておき、コツとしては、逆に不適切なテーマ表現を見ておくことです。図の説明を見て下さい。 

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