エキサイティングな時代2

日本は、自殺者が毎年、3万人を超え、世界の中で、勉強は比較的できる子供が多いけど嫌いと感じている比率が高い。学校では、周りの空気を読むことが求められ、少しでも目立つと、出る杭が打たれるように、いじめが発生する。TVをつければ、今日も経済ニュースは、韓国の躍進と共に、日本の家電メーカーの衰退を報じている。

 

このように、とにかくネガティブな状況を挙げればきりがないでしょう。

大人は閉塞感を感じ、子供は敏感に重苦しい空気を感じ取る。就職率が実質60%という現状を聞けば、大学生も、恐らく息苦しさを感じているに違いありません。

ここはいったん、視点を変えて、外国(人)と日本(人)を比べるのではなく、昔の日本(人)と現代の日本(人)を比べる思考実験をしてみましょう。

恐らく、その意図は違いますが、<ちきりん>さんが、上手に昔の日本人と現代の日本人が置かれる現状を鋭く分析してくれています。

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 平成生まれの人 「就活が大変すぎる……。こんな時代に大学を卒業するなんてホントに不幸だ……」
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昭和初期生まれの人 「オレの若いころは親からの仕送りなんかなかった。大学に行くために東京に出てきても、夜も寝ずに必死でアルバイトして、むしろオレの方が親に仕送りをしてきたんだ。そんな状態でもオレは幸せだった。今の若者は親から仕送りをしてもらって、大学を卒業してからも援助してもらっている奴もいる。それで不幸なはずがないじゃないか」
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明治時代生まれの人 「オレの若いころは、田舎から東京に出るなんて不可能だったよ。その上、中国と戦争するわ、ロシアと戦争するわ、そのたびに赤紙が来て徴用されるしさ。でも、そんな状態でもオレは幸せだった。昭和生まれの人はせいぜい疎開したくらいで徴用もされてない。親を田舎に置いて都会にも出ていける。それで不幸なはずがないじゃないか」
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江戸時代生まれの人 「東京に出る? ああ、江戸のことか。でもオレの若いころなんて、そもそも移動の自由がなかったんだ。明治時代なら関所ももうなかったんだろ? それだけじゃないよ。江戸時代は身分制度があって職業選択の自由もない。名字さえないし。それに鎖国してるから、旨いモンも少なかったしな。何の自由もなかったけれど、それでも俺たちは幸せだった。牛鍋やカステラを食ってる明治時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
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戦国時代生まれの人 「オレの若いころは毎日が戦(いくさ)の日々だった。いつ上杉勢が攻めてくるか分からないし、いったん戦となれば、殿のために命を捧げるのがオレたちの人生だ。それでもオレは幸せだった。江戸時代なんて剣の訓練もしょせんは遊びの平和な時代だろ。参勤交代で命を落とすわけじゃないし。そんな江戸時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
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奈良時代生まれの人 「オレの若いころは実力でのし上がるなんて不可能だった。そもそも貴族以外は人間扱いされず、ドデカい大仏を作るからと徴用されたりする。平民はいくら優秀でも貴族にはなれない。それでもオレは幸せだった。でも、戦国時代は実力社会だろ? 実際、秀吉は百姓から太閤様にまでなったんだし、努力が報われるいい時代だよ。そんな時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
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弥生時代生まれの人 「オレの若いころは律令制なんてなかった。政治も経済も、卑弥呼とかいうおばちゃんが鹿の骨を焼いて呪術で決めていた。しかも運が悪いと祭祀の時に“生けにえ”にされちゃうんだぜ? そんな世の中でもオレは幸せだった。奈良時代なら律令制度が始まってるから論理の通じる時代だろ? そんな時代の奴が不幸なはずがないじゃないか」
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縄文時代生まれの人 「オレの若いころは稲作なんてなかった。だから、食料は毎日山や川に探しに行く必要があったんだ。食料が手に入らない日が続くと仲間がバタバタ餓死してしまう。だから毎日、生きるために必死だった。それでもオレは幸せだったよ。弥生時代なら米作が始まって高床式倉庫もあったんだろ? そんなんで不幸なはずがないじゃないか」

<出典>
— Business Media 誠:ちきりんの“社会派”で行こう!:最近の若いモンはダメだ! オレの若いころはもっと大変だった
 http://t.co/a19FQyOb

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(以上、転載終わり)

心の持ち方として、人と比べるのではなく、昨日の自分、1ヶ月前、1年前
10年前の自分と比較して成長したかどうかを比べる、というのがありますね。
こうして、時代をさかのぼってみると、現代人は、縄文人、弥生人、奈良時代の人、・・・昔の人と比べると、いかに幸せなのか(_もちろん個人が置かれた状況によって、幸不幸は違うけれど、 )ということも少し感じることができます。歴史を学ぶということのひとつの効用とも考えられるでしょう。

 

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