大学1年生の皆さんへ

大学1年生の皆さん、入学おめでとうございます。

 

まずは、新しい環境で、新しい人間関係、そして高校時代より

自律的な雰囲気の中で、ちょっぴり大人の雰囲気を味わいながら

新鮮な気持ちで勉強への決意を固めてください。

 

私たちは、今エキサイティングな時代に突き進んでいます。

これは確かなことです。

 

しかし同時に、

私たちを取り囲む環境は、少子高齢化や、グローバル経済の

中に組み込まれ、また、地震や原発問題などの難問も山積みで、

大人たちの多くは、けっこう苦しげです。

 

そんな中、私たちは何とかしてこの時代を乗り切っていかなければ

なりません。そこで、次の話をしたいと思います。

 

それは「3つの【ち】」という話。

 

ある宗教では、私たち人間は3つの「ち」から逃れられないと

言います。3つの「ち」とは「地」「血」「知」です。

(断っておきますが私は信者ではありませんし、布教する

つもりもありません。)

 

一つ目の「地」とは、地理の地のこと。

私たちは日本という国のある地域に生を受け、現在の住所で

暮らしています。飛行機で遠くに行ったり、インターネットで

外国の文化も見られますが、

基本的には、住んでいる家の周りの環境からの影響を受けざるを

得ません。現在でいうと、地震が頻発し、原発事故の影響を受け、

少子高齢化の中で経済的には低迷している日本という「地」。

 

私たちは、この「地」から大きな制約を受けています。

 

2つ目の「血」とは、血縁から来る「ち」のこと。

つまり、私たちの肉体は、父母の影響下にあるということです。

遺伝的な影響を考えれば、私たちは身長や顔立ち、さらには性格なども

母親と父親の影響を受けています。

父母との関係が良好で、うまく行っている人。不幸にして

親から虐待を受けた人。貧乏な家庭、裕福な家庭。

病弱な人、体が丈夫な人。

親が代々、伝統的な職業を受け継いできた人、・・・など、など。

 

私たちは、この「血」からも大きな方向付けをされています。

 

最後の「知」とは、知識、知恵に代表される「ち」です。

私たちは、上で述べた「地」や「血」の影響下のもと、

これまでさまざまなことを学んできました。

 

幼稚園、小学校、中学校、高等学校などの「ガッコウ」では

いろいろなことを学んできました。

本来、義務教育は中学校までですが、大学に入学した皆さんに

限って言えば、事実上、高校までが一般的な知識(つまり、国語、

数学、理科、社会、英語)を学ぶ機会であり、教科の

「ベンキョウ」を通して、ある程度の「知」を身に着けてきたはずです。

 

また、友人や部活動、アルバイトなど、社会との関わりの中で

学んできた人間関係の作り方など教科以外の「知」もあります。

 

この「ち」も人によってさまざまでしょう。  

頭がよく勉強できる人、あまり得意でない人、社交的な人

ヲタク、勉強が好きな人、嫌いな人・・・。

 

さて、ここまで3つの「ち」を紹介しましたが、

これらが、私たちの人生をいかに支配しているか、実感できるのでは

ないでしょうか。

 

ここで、大学1年生の皆さんに考えて欲しいのです。

 

これら3つの「ち」は、私たちの人生を形づけ、方向づける大きな

要因で、言ってみれば運命みたいなものですが、果たして自分の力で

変えられないものなのでしょうか。

最初の二つ「地」と「血」は、変えられそうもありません。言ってみれば自分が背負っている星や運命かもしれません。

 

しかし、最後の「知」だけは、自分の力で、努力や思いの力によって

変えられるものです。

 

「どうせ、私、頭悪いし・・・」とか、「受験に失敗して第一志望じゃない大学に来てしまった。こんなはずじゃなかったのに・・・」

 

こんな風に考えている人がいたら、それは間違いです。

 

「人間、到る処青山あり(※)」「住めば都」これらの言葉は、人間が環境に順応できる性質を表しているのです。「人は、住むところや、自分を生んだ父母は変えられないけど、これから身につける知識によって、自分の環境を良くすることはできるはず。気持ちの持ちようで、自分なりの力や知を身につけていけば、必ず事態はよくなるはず」

     
人間 ( じんかん ) 到る 処 ( ところ ) 青山 ( せいざん ) あり

 人はどこにだって骨を埋める地があるものだ。故郷ばかりが死に場所ではないのだから、志を持って郷里を出、おおいに活躍すべきである

これから先の「知」は、自分で変えていけるのです。たとえ、第一志望じゃなかったとしても、頭が悪いと劣等感を持っている人も・・・。

 

変えられるのは3つめの「知」の部分。

 

今、せっかく気持ちを新たにできる新学期のはじめですから、ぜひ、この3つ目の「ち」を意識して、これからの1年の学習計画を立てていってください。

 

さて、はじめに、「私たちは、今エキサイティングな時代に突き進んでいます。これは確かなことです」と書きました。これに関しては、4月2日「エキサイティングな時代」のところで述べたいと思います。 

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